船釣りで知っておきたいルール、ローカルルールも紹介

2022年2月13日

今回は船釣りで知っておきたいルールをご紹介します。

どこでも共通のルール、お作法もあればその地域であるローカルルールもあります。
もちろんこの記事で紹介していないルールも多く存在すると思います。

 

基本の「き」程度ですが役立ててくれたら幸いです!

スポンサードリンク

指定席?自由席?座席の種類

釣り船では自由席の場合と指定席、ローテーションの3パターンがあります。

自由席の場合

まずわかりやすいのが自由席。
いつでもどこでもやっていい釣り。

これは主にルアー船に多いです。
混んでいる場合は指定した席で1日やることもあります。

ルアーの場合は潮の流れ、風の向き、船の流し方でルアーを入れる向きが変わってきます。
ジギング、イカを狙うティップラン、ボトムを狙うロックフィッシュ。

その都度、その都度やりやすいところでやる。
そのための自由席です。

自由席とはいえ、乗合であればお互いに譲り合って、独占しないようにしなければなりません。

特にミヨシ(船の先端)や船の後ろは人気です。

指定席の場合

1日その席で釣りをします。

餌釣りではほとんどが指定席です。
多少動くこともできるかもしれませんがさほど移動にメリットはありません。

席をローテーションする場合

席をローテーションするのは主にルアー船。
ジギング、キャスティングで行われます。

ミヨシが一番釣れる確率が高くなってくる、そういった席によって明らかな優位性がある場合
船長の指示でローテーションすることがあります。

船によって異なりますが1時間ずつローテーションするなど取り入れている釣り船もあります。

マグロキャスティングなどではミヨシにいるアングラーが一番可能性があるので人気です。

 

 

席の決め方

指定席の場合はどうやって席を決めるか。

新幹線や飛行機のように事前に抑えるというのはあまりありません。
事前に席が予約できるのは稀なケースですが連日乗る場合優遇してくれることもあります。

多くの船宿は席は早いもの順となっています。

抽選という場合もありますがほとんどが早い者勝ち的なところです。

 

その中でも早いもの順では2つのパターンがあります。

 

一つは受付を済ませて船に乗り込んで席を取る。

一つは受付で席の札をもらう

出船時間と集合時間は違う

出船時間とは読んで字のごとく、船が港から出る時間です。

5分前集合とかそういうレベルではありません。

集合時間は大体出船時間の30分前。
30分前に着いたら余裕ということではなく、最低でも出船時間の30分前までに受付を済ませ乗船していましょう、という時間です。

 

船宿によっては出船時間しか書いてないところがあるので予約時に必ず確認しましょう。

 

 

また先ほどの席取りですが早すぎるのも迷惑になることがあります。
住宅街にある船宿もあります。
早朝に集まってしまっては近所迷惑です。

なので何時から受付、

何時より前には来ないでください

といったアナウンスがある場合は従いましょう。

 

仕掛けは指定のものを

釣りものによって指定されているものがあります。

切られるのが怖いから太めを使う。
とかはやめましょう。

 

皆が同じ仕掛けを使わないとお祭りの原因となります。

必ず指定された仕掛け、なければ近いものを使います。

 

 

そもそも指定以外を使って一人だけ釣れるということはほぼないです笑

オマツリは自分の仕掛けを切る

オマツリをしてしまったら素早く解きましょう。

無理な場合は惜しみなく自分の仕掛けを切りましょう。
そのほうがお互い時間を有益に使えます。

オマツリを解くことに注力すればチャンスを逃しますし、船酔いする可能性があります。

であればすぐに自分のを切って作り直した方が圧倒的に有利です。
またお隣さんとの関係も悪くはなりません。

釣り上げた魚の血がついたら掃除する

釣った魚の血が船についてしまったら乾く前に海水で流しましょう。
青物など大型の場合、デッキブラシがあるはずなのでそれで擦り、船長に海水を出してもらいます。

サバやアジの細かい血や鱗は最初は落とすのが簡単ですが乾くとなかなか落ちなくなってしまいます。

イカのすみも同様です。
綺麗に落とせるうちに掃除しましょう。

 

声を掛け合う

安全面から船長や同船者の間での意思疎通も必要です。

例えば大物がかかったらオマツリする可能性があるので近くにいる人は仕掛けをあげてもらう必要があります。

ルアーのキャスティングの場合、キャストは大変危険ですので投げる前に後方を確認し、

投げます

の一言をかけましょう。

 

ローカルルール一例

さまざまな地域であるローカルルールをご紹介します。

バーブレスフック

ルアーキャスティング船でもし、人にひっかけてしまった場合を想定してハリのカエシを潰したものしか使用してはいけないルールがあります。

バーブレスフックが売ってます。
またはペンチでカエシをつぶします。

 

オーバヘッドキャスト禁止

こちらもルアー船であるローカルルールです。

オーバーヘッドキャストは危険なのでアンダーハンドキャストのみ、という地域があります。

クーラーボックスの持ち込み

釣れた魚を入れるクーラーボックスの持ち込みを制限するところもあります。

釣れた場合は船に備え付けられているイケス、またはクーラーボックスに魚を入れて帰ってきたら自分のクーラーに移し替えます。
船に全員がクーラーボックスを乗せてしまうと邪魔になってしまうためです。

 

釣れた魚とは別に釣り人の飲食物を入れるクーラーでも地域によって異なります。
ある地域では自分の飲食物用の小型クーラーを持ち込むところ。

釣り人の飲食物は船のクーラーを使うところがあります。

これもクーラーが増えると邪魔になるという理由からです。

 

 

 

有名なものをいくつか紹介しました。
釣りものによってさらに細かいルールなどあるので予約時に確認したり、他の人に聞いたり、検索したりする必要があります。

また教えてもらったルールが共通のものか、それともローカルルールなのかも把握しておいた方がいいでしょう。

 

ルールとは皆が楽しめるようにするために設けられたものです。

ぜひルールを守って楽しく素晴らしい釣りを!

スポンサーリンク

コラム

Posted by 釣り船評判